
アルコールは日本の食文化や社交の場に欠かせない存在となっています。しかし、その一方で、禁酒による身体や精神へのプラスの影響も多く報告されています。
この記事では、禁酒を実践することで得られる7個のメリットを、データ等を交えて詳しくご紹介します。
体調の向上

まずは何といっても体調の回復です。
アルコールは肝臓にダメージを与えるという印象が強いですが、ほかの臓器にも負担をかけています。
アルコールの分解が行われるのは肝臓ですがアルコールの吸収は胃でも行われます。
アルコールの採りすぎは肝臓の寿命を縮めるとともに胃腸の調子も悪くします。
禁酒をすることで言うまでもなく、臓器の回復が期待されます。特に肝臓が正常に働かないと、体調に大きな影響を与えやすいので、肝臓の機能が正常に働くことで全体的な体調も良くなることでしょう。
深い睡眠

禁酒をすることで睡眠の質が向上します。
たまに寝るためにお酒を飲む「寝酒」をしている方がいますが、基本的には良くありません。寝酒はアルコールを摂取することで脳が軽い麻酔状態になり睡眠導入はしやすくなります。しかし、寝ている間にアルコールを体内で分解、代謝するので体はしっかりとした休息を取れていません。
また人によっては代謝の過程で生じる「アセトアルデヒド」という代謝物質によって血圧や脈拍に影響し、安眠を妨げる場合もあります。
禁酒により、上記のような問題が解決でき、質の良い睡眠を取り戻すことができます。深い睡眠は体の回復だけでなく、翌日の気分や集中力にも大きく影響します。
禁酒を考えている人で明日予定がある人は、少しずつでもアルコール摂取量を減らして飲みすぎないようにしましょう。
肌の健康

アルコールの摂取は肌の乾燥や老化を早める要因となります。アルコールの分解にはたくさんの栄養素を使います。ビタミン、ミネラル、亜鉛などの肌に良いとされる栄養素も、アルコールの分解に消費されやすい栄養素です。禁酒をすることによってしっかりと肌や体に使われるため、肌の健康だけでなく免疫力向上にも繋がります。
またアルコールは血管を拡張する作用があるため浮腫みます。それと同時にアルコールには利尿作用もあるため体の中の水分量は低下します。顔は浮腫む上に体内の水分量が低下するため、肌が乾燥しやすく、肌荒れやニキビの原因となることも多いです。
体重の管理

アルコール自体には肥満と直接的な関係はないと言われています。
しかし、ビールやカクテルなどの糖分が多い飲み物を飲み続けるともちろん太ります。
また、アルコールには食欲増進効果があり、アルコールに太るイメージがあるのはこれが原因です。自分でも気付かない間に食べすぎていたり、高カロリーな食事をとっている可能性もあります。禁酒をすることで食欲増進効果を抑えると同時に、満腹中枢も正常に働くようになるので食事の量も自然と減少するようになるでしょう。
体重という目に見えて効果が出始めるまでは1ヶ月ほどかかると言われていますが、腸内環境もよくなるので、禁酒を考えている人はこのようなこともモチベーションにしてみてはいかがでしょうか。
精神的安定

アルコールはストレス発散という面では一時的なリラックス効果があるものの、継続的な摂取は不安やうつの原因ともなり得ます。
先ほど話した、睡眠の補足になってしまいますが、睡眠中に生成されるセロトニンとメラトニンのバランスが崩れてしまい、日常生活でメンタルに支障をきたします。
またアルコール依存症になると飲んでいないとイライラしてしまうなど、負の循環に陥ってしまい、うつの原因にもなりかねません。
禁酒は日常のストレス対処能力も向上し、心の平穏を保ちやすくなります。
しかし、自分のアルコール依存度を理解している、高いと思っている人ほど、急に禁酒するのではなく徐々に量を減らしていくことをおすすめします。
経済的節約

月に数回の外飲みでも、長い年月で見るとかなりの費用が掛かってきます。外飲みだけでなくコンビニなどで買う日もあるでしょう。しかし、缶ビール1本でも200円するため、1日1本1か月、それだけで6000円近くになります。もちろん1日にもっと飲む人はこれ以上に費用が掛かります。
禁酒することで、その分の節約ができるため、年間で考えると驚くほどの節約額になるかもしれません。禁酒をすることで健康面だけでなく、経済面でも変化が見られます。
人間関係の向上

アルコールによるトラブルや、酔った状態での失言は人間関係のトラブルの原因となることがあります。また酔った状態でないと普段通りの立ち振る舞いができなくなってしまったり、アルコールが入った状態でないと人とコミュニケーションが取れなくなることも最悪あり得ます。
より健全な人間関係を築きたかったり、また酔っていない状態でのコミュニケーションは、より深い関係性を生むこともあります。
本気で禁酒を目指すのであれば人間関係の構築から考えないといけないなど、禁酒以前の問題に直面するかもしれません。まずは禁酒ではなく減酒から考えてみてもよいかもしれません。
まとめ
禁酒によって得られるメリットは、単に健康面に留まらず、精神的、経済的、さらには社会的な側面にも及びます。体調の向上や深い睡眠の確保は、日々の生活の質を高め、より活力ある毎日を送るための基盤となります。肌の健康や体重管理の改善は、自己イメージの向上にもつながり、自信を持って社会生活に臨むことができるようになります。
精神的な安定は、日常生活のストレスや挑戦をするうえで非常に重要です。アルコールに頼ることなく、ストレスを管理する方法を見つけることは、長期的な精神状態を考えても大事なことです。また、経済的な節約は、禁酒によって得られるメリットの一つでもあり、節約したお金を他の趣味や投資、貯蓄に回すことができます。
人間関係の向上は、禁酒によってもたらされる最も重要な変化の一つです。アルコールによる判断の鈍化や、感情のコントロールの失敗がなくなることで、より健全で信頼できる人間関係を築くことができます。家族、友人、職場の同僚との関係改善にもつながり、人生の質を大きく高めることになるかもしれません。
禁酒は一見すると制限や我慢のように感じられるかもしれませんが、実際には新たな自由や可能性を開く行動です。健康、経済、人間関係、そして自己実現の面で多くのメリットになり、より充実した生活になります。禁酒を始めることは、新しい自分自身との出会い、そしてより良い未来への第一歩となるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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